実演!「小粋」ができるまで
(たばこと塩の博物館 見学記)



各地で栽培され乾燥・熟成された在来種の葉は、手作業できれいに掃除され、数種類を用途別に一定の順序で重ねあげられます。
※葉組みというそうです。

葉組みされた葉はしっかり巻かれて出番を待ちます。
現在の「責め台」。
葉組みしたたばこが崩れないように優しく且つしっかり抑えて型をつけます。

少し色の淡い部分がたばこ葉です。ひし形にすると均一に押さえられて刻みやすいそうです。
刻み台です。髪の毛ほどの細さ0.1ミリ程に刻まれます。
江戸時代はもちろん手包丁で刻まれていました。
しっかり抑えて、いざ!
さくさくさくさく......リズミカルに刻まれてゆきます。
まとめやすい大きさで一区切り。
木箱にきれいに並べられます。

たばこの「はな」は、この状態のたばこを手に取り、ふんわり咲かせたものだったんです!
見て見て!きれいでしょ!
拡大してみました。
コットンパプのように柔らかです。
刻み台の刃の部分です。
少しずつ押し出されたたばこ葉が、この刃で刻まれたんですね♪

手前に写っているたばこ色の山は、刻む過程でできた粉たばこです。
......ふむ.......何かに再利用できるのかしら?お聞きするのを忘れてしまいました。



メンテナンスは欠かせません!

 

ちょっと一服♪
「こんなふうに詰めて下さいね」

 



いよいよ小分けです。
先ほどの一塊を、やっぱり崩さないように軽くたたきながら拡げます。

10グラム一箱分に取り分けます。
計量器です。
計測値がレシートに印字されて貯まってゆきます。
上の写真の右上に移っている箒。使い込まれたこの一本!思わず撮影させていただきました(^^ゞ



包装をして仕上げ作業です。


えっ? 手作業で? こんなにきれいに?
心のこもった作業が伝わってきます♪




世界でただひとつ その名は「小粋」なり 
キセル専用、極細刻みたばこの出来上がりです。


\(^o^)/


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